健康なビジネス

デンツプライシロナにおける透明性

当社は、倫理的かつ透明性の高い事業運営に注力しており、従業員、顧客、パートナー、株主の皆様との信頼関係の構築に努めています。

当社は、業務全体を通じて最高水準の卓越性を目指しており、ESG 報告の透明性を高めています。これを達成するために、当社はステークホルダーと連携し、事業が直面している最も重要なサステナビリティにおける問題を理解し、より明るい世界を創造するための積極的かつ長期的な行動をとることができるように努めています。これは、ビジネスが直面する主なリスクを特定し優先順位を付けて対応するために、ESGとサステナビリティの問題を当社の年次企業リスク評価に統合していること、そして当社の最初の重要性評価によって証明されています。

当社のビジネスの中心にあるのは、従業員です。そのため、当社にとって健全なビジネスとは、ビジネスのあらゆる側面において持続可能かつインクスルーシブかつ公平な慣行を統合し、しっかりと支援する職場環境を作り出すことを意味します。これに沿って当社は、2025年までに男女賃金平等を達成するという世界目標を、当社の健全なビジネス戦略の下に再度配置しました。これは、当社のすべてのリスク管理プロセスにESG要素を組み込むというコミットメントと並行するものです。

基本方針とプロセス

当社では、倫理的かつ責任ある企業として行動するために、いくつかの中核となる方針とプロセスを導入しています。

現在の基本方針

世界的な男女賃金平等

当社は2020年に、2025年に向けた世界的な男女賃金平等の目標を設定しました。それ以来、私たちは社内のすべての専門管理職レベルを対象に世界規模の調査を実施し、女性が平均して同じ役職の男性と同等の給与を受け取っているかどうかを把握してきました。この男女間の平均賃金格差が、2021年7月の5%から2022年7月には1.3%まで減少したことを、お知らせいたします。

2021年には、人材管理戦略と組み合わせることで組織が公平な報酬慣行を測定できる、改訂版統合グローバル報酬構造を導入いたしました。次のステップとして、当社では、あらゆる新規採用、昇進、転職の給与を正確に、かつ一貫して計算できるように、グローバルな求人カタログを開発しています。

私たちは、このグループでこれまでに成し遂げた進歩を誇りに思っています。今後として、まずは非デスクチームに焦点を当て、この先にある賃金平等に対処するための新しい戦略を実施しているところです。これには、年次報酬サイクルに先立って行われる、すべての人事マネージャーに提供されるコーチングと教育の強化が含まれます。これにより、成果報酬の理念が強化され、既存の賃金格差が縮小し、社内の同僚間や外部市場との間における将来の不平等を防ぐことができます。さらに当社では、すべての賃金平等データの収集と追跡を可能にする徹底的なデータ検証フレームワークを確立中です。